僕と君と世界と空


誰にも必要とされなくなったと
勝手にいじけて
隅でうずくまる君は
酷く惨めで

かなしくなった

空はこんなにも色に染まっているというのに
僕と君だけは白黒だ

平等なんていうのは建前で
現実はそううまく出来ていない

僕が君を思う気持ちと
君が僕を思う気持ちは不平等

目に見えないものさえ不平等で
僕らを見下ろす神さまは
どうやって世界を救うつもりだろう




(そんな時、僕は静かに息を止める)