2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

凛として夏

息が止まるくらい、美しかったのだ。「背筋を伸ばし 艶やかな黒髪を靡かせ すらりとした長い脚で 地を掴み歩く君の姿」心臓が止まるくらい、美しかったのだ。 (それは夏の始まり、実らない恋の季節。)

<無題>

なにかにつけて諦める君がきらいだったそんな君に反抗して強がる僕もきらいだった だって だってこんな、 現実ばかり見なきゃならない世界なら、 夢が、空想が、馬鹿にされるなら、少しくらい希望をもったっていいじゃないか どうせみんないつか死ぬんだろう…

真夏の夢遊病

「ねえ、あのね、ぼくさ、君の慰みものじゃあないんだ」なんて言えたらどれほど楽なのだろう それはまるで真夏の冷や水だ 君が僕に氷のごとく接するのは ただの思い過ごしなのかな君を信じていいのかな、いけないのかならくだは渇いた砂漠を歩くけれど 僕は…