震える指で触れた

君の隣にいたかった

君の隣は痛かった

胸が、もう、ほんとうに、
きりきりきりきり痛むんだ

君のことを考えるとね、
喉の奥が絞まるように痛い

目の奥の方が熱くなってね、
視界がだんだん滲んでゆく


熱いものが頬をつたって
でも拭ってくれる指はない

どれだけ君の指が欲しかったことか!

好きなんかじゃない
好きなんかじゃない
すきなんかじゃ、

すき、なんか



好きなんかじゃない

愛してるんだ