生き返ろうかな

君との約束を 破ってしまった先に逝かないと 帰ってくると 約束したのに でも 君はきっと泣かないんだろう 今だけ泣いてほしいと願うのは僕のわがままなんだろうか (どうか君が、僕を思って泣いたなら)

一思いに吐き出した

愛など自分にはなかったのだと 言いきかせた これ以上の温もりなんて要らない これ以上の優しさなんて要らないこれ以上の、 君の気持ちなんて要らない ああまた涙が溢れてしまう前に 僕の息の根を止めて。

ただ、それだけ

手のひらで器を作ったこぼれないように器を作った だけど どうしても こぼれていってしまうんだ水みたいに"好き"もこぼれた ああ、からっぽ。

俺得ゲーム

ねえ、 僕と恋をしないかい?大丈夫、これはゲームだ 君が誰かを好きになるまで 君は僕と恋をする素敵だろ?

負け戦(それは僕らが生まれるずっとずっと前からのこと)

君には負けたなあ何も、敵わないや 君が笑うから 何でも許してしまうし君が泣くから 僕は何も言えなくなる 「君なんて本当はどうでもいいのさ」嘘さえ見抜くから 本当、君には敵わないよ

きらめいた

嘘がきらめく夜に ほうき星の涙 ああ 君の涙も溶けて僕の目の前できらめいた (君の涙が、悲しくないように)

伝えたくて

ありがとうって一言が 言えない勝手に拗ねて怒ったのは僕なのに ごめんねなんて要らないのにごめんねさえも言えないまま 僕のお口と心は閉ざされてへらへら笑うしかないんだねぇ

愛した人は

どれだけ僕を傷つけてるか知らないで僕の大好きな人たちは笑っていたんだ 眩しくてさぁ悩んでるのが馬鹿みたいでさぁ 少し嫌いになったもっと好きになってほしいよ もっともっと愛させて君の脳みその八割を 僕で埋め尽くさせてほしい ああきっといや絶対 届…

救世主なんかにはなれないが

どうやったら君を救えるかなぁって 考えてみたよぼくの拙い脳みそじゃ 薄っぺらい言葉しか浮かばないや

優しさイコール愛じゃない

君の優しさに 僕はいつだって助けられてそんな君に僕は 何をしてあげられるだろう

誕生日

君を忘れないでいる約束は いつのまにか僕の中に消えていつか捧げた君への気持ちは 長らく口にしないせいで忘れちゃったよ (今日は君が生まれた日だっていうのに!)

本音

みんなそう本音はこう。「嫌いな人からも好かれたい」みんなみんな嘘つきさ 嘘で塗り固めたその顔を 僕が壊してあげようか。

いちご

「誕生日プレゼントは」「何がいい?」 君が笑って言ったんだ そういえば君が名前を呼ぶのは 君の彼女(出来たらの話)ぐらいだなぁって ふと思った 「じゃあ、」「君に名前呼ばれる権利が欲しい」思わず言っちゃったよ どうしよう 君も僕も顔真っ赤だ (いちご…

おわる

いつか僕が終わるとき君も終わってしまうなら僕はきっと終わらない いつか君が終わるときそのときは僕も終わるから君がさみしくないように ずっと愛していられるように

全部

わかってるよ君が泣きそうになるのを堪えて ひきつった顔で笑うのを君がさみしくて堪らないとき ずっと手を握りしめているのを 君が 僕を見ていないことも 全部、わかってるんだ全部、全部、

愛しい殺し屋

そのうち君に 殺されるんじゃないかと思う 君の一言に一喜一憂 君の仕草に心臓が跳ねる 君の笑顔がチェックメイト あぁもう! そろそろ気づいてくれないかな?

人魚姫

泡になって消えることができるなら今すぐにでもそうしたい君の記憶からも 君の心からも僕だけすっかり消えてしまえばいい僕のせいで君が泣くなら もう君の目が溶けてしまわないように僕のせいで君が傷つくなら もう君が苦しくないように 僕は泡になって消え…

ゲーム

君とゲームをしていた『どちらが先にお互いを好きになるか』勝敗はもう決まっているのに 君はまだゲームを続けようとするそんな君が堪らなく愛しくて。

僕と君と世界と空

誰にも必要とされなくなったと 勝手にいじけて 隅でうずくまる君は 酷く惨めでかなしくなった空はこんなにも色に染まっているというのに 僕と君だけは白黒だ平等なんていうのは建前で 現実はそううまく出来ていない僕が君を思う気持ちと 君が僕を思う気持ち…

つめた

僕の言葉と 僕の部屋と 僕の身体と君のこころに 数えきれない さみしさがつまってる蓋をしたんだ こぼれてしまわないようにあぁ 数えきれない 愛しさがつまってる

焦らして焦がして

僕がいつも遅いのは僕が君を待ったぶんだけ 君を待たせたいから すこし焦れったいでしょ でもそのあと訪れる時間はこれまでにないほど甘いでしょ ちょっぴり苦くてたくさん甘いが 丁度良いんだ

風邪

風邪をひいた体が熱くて苦しくて 君の体温が恋しくて。

実は

君の背中を追いかけた いつかの僕の気持ちはきっと 憧れなんか通り越してたんだと思う

君がいたいるはずがないのに ちゃんと足がついていて 気がついたら 君の背中を抱きしめてた (こんなに細かったかなぁ)今は何も言えないけど 君を呼ぶしか出来ないけど 確かに君をここで感じた

僕の窓から見える空は四角くてひとたび外に出れば空は丸くて ああ なんて僕の世界は狭いんだろう なんて思ったきっと世界は僕が考えてるほど酷くない なんてことも 気づかされたかもしれないな

甘い香りの

「内緒ね」そういって手渡されたチューイングキャンディあたしにもくれたことが嬉しくて 他のみんなにも渡してたのがさみしくて食べられずに握りしめた 後から開けたら 少し溶けてて君の熱で溶けたんだと 自分に言い聞かせた

満月

まんまるの月がまだ遠かったあの日銀色に照らされた少年の横顔は まるで英雄まぶしかった面影はどこへ? (いまやすっかり墜ちたものね!)

僕がいるから

君があまりにもかなしく笑うから僕はおかしくて笑ってしまった かなしいのに笑う君の顔はひきつって 苦しそうだ僕がいるからね、ねいまは安心して泣いてもいいよ

君の世界に

しゃんと背筋を伸ばしてまっすぐ前を見据える君のその視界には (もう僕はいなくて、)

君が居なくても

君の手にひかれて走った道はいつのまにか途切れた すぐ前を走る君も姿を消して はっ 振り向くと 君が僕をみて悲しそうに微笑んで しゃがんでいてさはやく行けなんて毒を吐くから 僕は君をおいて いや、おいてけぼりにして真っ暗のなかを走ったんだ!